「ヘアスプレー」
監督 アダム・シャンクマン
脚本 レスリー・ディクソン
出演者 ニッキー・ブロンスキー
ジョン・トラヴォルタ
ミシェル・ファイファー
ザック・エフロン
公開 2007年10月20日
上映時間 116分
製作国 アメリカ
60年代のボルチモアを舞台に、
ダンスと歌が大好きな女子高生が、
自分の夢をつかみ、
ダンスを通じて
人種差別という社会の闇に挑んでいく。
生きていく勇気と元気をくれるミュージカル。
この映画、あの、
アングラの帝王と呼ばれる
ジョン・ウォーターズの作品
「ヘアスプレー」が原作なのだそうだ。
ジョン・ウォーターズの作品は
「シリアル・ママ」
「セシル・B/ザ・シネマウォーズ」
「セシル・B/ザ・シネマウォーズ」
しか観たことがない。
「ピンクフラミンゴ」を観たいと思っていたが、
その機会がないまま時間が経ってしまった。
「ヘアスプレー」も観てみたい作品の一つだ。
異次元の眼鏡をかけて撮ったような作品が、
私は嫌いではない。
私は嫌いではない。
こういう監督もいるから、
映画は面白い。
だから、ジョニー・デップや、
メラニー・グリフィス、と言った俳優女優さんたちが、
こぞって出演しているのだと思う。
こちらの正統派の「ヘアスプレー」の話に戻そう。
まず、ジョン・トラボルタが良い。
大きな女性になったトラボルタが、
とにかく、かわいい。
男性が女装しているのだ、
という事を忘れてしまうほど仕草が女性っぽい。
はにかんだ笑顔や、物の食べかた、歩き方。
そして何と言っても、
「サタデーナイトフィーバー」「パルプフィクション」を
彷彿とさせる、ダンス!!
彷彿とさせる、ダンス!!
つい、ニタニタとしてしまう自分がいる。
見事に意地悪なキャラクターとして引き立てた。
おとぼけぶりも見逃せない。
トレイシーに化けた彼は一見の価値あり。
トレイシーに化けた彼は一見の価値あり。
そして、1000人の中から選ばれた
主人公トレイシーを演じる、
ニッキー・ブロンスキーの魅力がひと際輝く。
ニッキー・ブロンスキーの魅力がひと際輝く。
溌剌として、兎に角、明るい!
夢と希望に満ち溢れている。
眩しいほどに光り輝く彼女は、誰よりも美しい。
まだまだ差別の残る時代のボルチモア。
そんな社会背景を上手に取り入れ、
彼女の成功と、
彼女の成功と、
人種差別という社会の闇に一筋の、
いや大きな光を投じることで、
観ている私たちに、
素晴らしい高揚感をもたらしてくれる。
本当に素晴らしいエンターテイメント。
きっとあなたに、
「川よりも深く、山よりも高い、生きるパワー」を
与えてくれるだろう。