人生の《処方箋的》映画考

この「ままならない人生」を歩むとき、一つの映画がそっと、背中を押してくれる時もあれば、優しく寄り添ってくれるときもあります。 心を癒し、また、鼓舞してくれる映画を中心に、感想を綴っています。

「ローラーガールズ・ダイアリー」

 

 

  作品情報 

 

   原題    Whip It
   監督    ドリュー・バリモア
   脚本    ショーナ・クロス
   出演者      エレン・ペイジ
         マーシャ・ゲイ・ハーデン
         ジュリエット・ルイス
         ドリュー・バリモア
   公開     2010年5月22日
   上映時間      112分
   製作国    アメリ

 

  あらすじ 

 

「25年目のキス」のドリュー・バリモア「JUNO/ジュノ」のエレン・ペイジを主演に迎えて
記念すべき監督デビューを飾ったガールズ青春ストーリー。
母親に言われるままの大人しい女子高生だったヒロインが、ローラーゲーム”の世界と出会ったことで、それまでの殻を破って自らの意志で歩み始める姿をさわやかに綴る。
テキサスの小さな田舎町に暮らす17歳の女子高生ブリスは、娘の幸せのためと美人コンテスト出場を強いる母親にうんざりしていた。
そんなある日、偶然出会った“ローラーゲーム”にすっかり魅了されてしまう。
そして、家族に内緒のまま年齢を偽ってチームに入団したブリスは、意外にも眠っていた才能を開花させ人気者となっていくが…。

 

  感想   

 

ドリュー・バリモアの監督デビュー作品。


予備知識なしに見たところ、
ジュリエット・ルイスが出てきてビックリ!

久しぶりに見たジュリエット・ルイスが、
以前と変わらずブッ飛んでいて、もう、それだけで嬉しくて、
ニヤニヤと、一人笑いが止まらなくなった。

そうそう、ジュリエット・ルイスはこうでなくっちゃね!!

ギルバート・グレイプ」や「カーラの結婚宣言」なんかの
彼女も素敵だけど、やっぱり、ちょっと、
どこかに行っちゃってる彼女が最高に素敵!!

これは、ふざけてるんじゃなくて、
心から、なんか、好きだよーー!!ってこと。


なかなかいないと思う。彼女のように面白い人は。


と、言う事で、


ドリュー・バリモアは相変わらずの、
体当たり的コメディエンヌぶりを発揮して、

両方の鼻の穴から、

大量の鼻血を出してくれるし、


久しぶりにジュリエット・ルイスは見られるし、


もうそれだけで、

私的にはテンションの上がる映画だったのだけれど、


それに加えて、
主演のエレン・ペイジがとても可愛くて、
母役のマーシャ・ゲイ・ハーデンもなかなかで、
大満足の作品だった。


私は知らないのだけれど、
アメリカには、こういった施設や大会が、
いくつもあるのだろうか。


もし日本にもあったら、絶対に行ってみたいな。

暴力や流血も辞さない、非情だけど熱い世界。

なんか、プロレスを見ている時の感情に近いものがある気がする。


昔は、ブラウン管の前で

ビューティーペアと一緒に、

「ビューティ・ビューティ~♬」と歌い、

クラッシュギャルズ極悪同盟の闘いに、
胸を熱くしていたものです…。(笑)




恋あり、涙あり、笑いあり、青春の甘酸っぱさあり。

ローラーゲームの迫力は一見の価値あり。

そして、ジュリエット・ルイス

是非、注目して見てほしい、

本当に熱くて面白い作品。