人生の《処方箋的》映画考

この「ままならない人生」を歩むとき、一つの映画がそっと、背中を押してくれる時もあれば、優しく寄り添ってくれるときもあります。 心を癒し、また、鼓舞してくれる映画を中心に、感想を綴っています。

「ワーキングガール」

 

 

  作品情報 

 

   原題    Working Girl
   監督    マイク・ニコルズ
   脚本    ケビン・ウェイド
   出演者     メラニー・グリフィス
         ハリソン・フォード
         シガニー・ウィーバー
         アレック・ボールドウィン
   公開      1989年5月6日
   上映時間    115分
   製作国   アメリ

 

  あらすじ 

 

NYではガッツと野心で仕事をバリバリこなす“ワーキング・ガール"たちが大活躍。テスも意欲は満々なのだが、学歴が災いして秘書止まり。新たに上司になった女性重役キャサリンの才媛ぶりに憧れをいだいていた。ところが彼女は陰でテスの企画をこっそり盗んでいたことを知り……。

 

   感想  

 

胸がスカッとするような
サクセスストーリー。
 
水戸黄門のように勧善懲悪的な
締めくくりが心地いい。
 
テス(メラニー・グリフィス)は学歴が無いため
今はしがない秘書に身を甘んじているが、
成功を夢見て、日々努力している。
 
そんな中
いつも自分を応援してくれていると
思っていた上司(シガニー・ウィーバー)が
自分の出したアイデア
盗んでいることに気づき。。。

キャリアウーマンを目指し
恋に傷つき、仕事に傷つき、
悩みながら成長していく女性を、
メラニー・グリフィスが魅力的に
演じている。
 
テキーラを飲むシーンがあるが、
シンプルなドレスに身を包んだメラニー
とてもセクシーで印象深い。
 
どちらかと言えば
この映画に出ていた時のメラニーの体型は
豊満なタイプ。

胸の開いたドレスだったが、
デコルテが特別美しかった訳でもなく
むき出しの二の腕も、
決して引き締まっているとは言えない。
 
それでも、メラニーは色っぽかった。
 
テキーラを一気に飲み干したときの
仕草などは、ドキッとするほど素敵!
 
女性の美しさや、色っぽさは、
やはり画一的なものではなくて、
その人の持っている雰囲気。

どう人生に向き合っているのか、
生きる姿勢みたいなものが
大きく左右してくるのではないだろうか。
 
知らず知らずのうちに
醸し出すオーラ、色気。
 

まだあの頃は格好良かった
アレック・ボールドウィンも、
一瞬出てくるケビン・スペイシーも、
見どころ満載。(笑)
 
バリバリの80年代の化粧を施した
(この映画の彼女は本当に必見!)
 
 
そして、忘れてはならない
あの、気持ちを奮い立たせてくれるような
主題歌も、必聴。
(主題歌はアカデミー賞受賞)
 
80年代が恋しい人たちや、
80年代を知らない年代も
そして
仕事や恋に行き詰っている人がいたら
是非、オススメしたい一作品。